先日、文楽「勧進帳」を見ていて、
華々しい戦績を挙げた武将(軍団)が次の戦いを挑まれ、
北の地に行って敗戦する、って・・・・なんか今年の日本シリーズみたいじゃない?
とか思った。
頭の中にまだ日本シリーズの敗戦が残っているのでなんでもそれに結び付けてしまうのかもしれないが
今年セ・リーグではダントツ強かったのになんで負けたんだろう?とずっと思っていた。
が、数日たってネットなんかでいろんな人が評しているのを見て
勝つには勝つ理由があり、負けるには負ける理由がある。と思った。
いっとき、カープはチームとしてまだまだ未熟だ、とか思ったが
それもあるかもしれないが、やっぱり勝敗の行方はちょっとした采配の妙で、
紙一重だったようにも思う。
でちょっとした采配が勝つ理由、負ける理由だったように思う。
あまりにも不確かなことばで申し訳ないのだが
物事がこうなる理由には30(だったか100だったか)の要因がある
というのをきいたことがある。(その現象に名前が付けられていたのだがそれも忘れた・・・)
表にはそれは「選手のかえどき」とかしか言われないけど
そこへ行くまでにいくつもの要因があるから負けるべくして負けたのだろう。
その後、黒田の引退会見なんかがあり、
黒田は野球人生に悔いなし。カープにきて本当によかった、と言っているし、
ほかの選手は日本シリーズに負けた直後にもう練習しているし
(それを新井はカープでは当たり前のこと、と言ってる)
(あの大投手の)山本昌もいい試合だったと言っているし、
今年はこれでよかったのだ、と思おう。
栗山監督は、北海道に帰る時
勝ったからって「チャラチャラするな」といったそうだが
それもなんか今の(世代の)時勢を表しているようで面白かった。
黒田がやめ、三浦がやめ、もうほとんど40代の選手がいなくなったから
選手カラーもかわってくるのだろう。
プロ野球なんて私には遠い世界の出来事でどうでもいいことなんだけど
今年楽しみを増やしてくれたことにはたくさん感謝する。
<追記>(文中のあまりにも不確かな言い回しについて)
思い出した…
「ハインリッヒの法則」だ!・・・・
ひとつの事故が起こったら、その背後には29件の「軽傷」があり、さらには300の「ヒヤリ・ハット」した障害のない災害が起きている。という保険屋さんの論文にあった法則だ。