「秘本三国志」(陳舜臣)
きのう、「レッドクリフ」の映画レビューを見ていたら
「三国志オンチの女子にも安心の親切設計」というのがあった。
そしたら、それに対し、
「私は何回も吉川三国志を読み返しています。
男の子も十分に三国志オンチです。
女子、という言葉を削除してください
(歴史=女性が苦手という既存の感性は捨てるべきです)」
という書き込みがあり、
いやはや、なかなか面白いな、と思いながら読んだ。
実際、歴史に対して疎いのは男子も女子も同じような気がする。
歴史小説、時代小説を読む人数は
どちらかというと、以前は男性の方が多かったかもしれないが、
今は拮抗しているようにも思う。
私は、自分の読書量の半分以上は歴史、時代小説である。
ひところ中国物も読んでいたが、春秋戦国が主で、
「三国志」はチョー有名な人物の名前ぐらいしかわからない。
だけど、「レッドクリフ」を機に、読んでみようか?という気になった。
以前、陳舜臣の「秘本三国志」(全6巻)は読んでいるのだが覚えてない。
手元にあるのはこれだからまず、これを読み返すことにした。
映画が良かったか悪かったかは別として、
その周辺の本を読んでみたい、と思わせる役割をしているのは確かだろうと思う。
映画を機に、小説や劇画(横山光輝、だったか?)は売れると思う。
有名なところで
正史「三国志」と「三国演義」の両方がある。
「三国演義」の方は講談によって継承されたもので、かなり脚色されていると言う。
そして、日本人作家による「三国志周辺物」もあまたある。
最近、「正史を書きたい」といって「三国志」を完成させた宮城谷昌光のものを
いつかは読んでみようと思っているが
詳しすぎて、難しすぎて、
その前にもう少しわかりやすいものを読んでおいた方がいいのではないか、と思う。
その「わかりやすいもの」では
陳さんの「秘本三国志」が筆頭に上げられる。
実にわかりやすい。読みやすい。
そして、文中に「作者いわく、・・・・・」という
正史ではこうなっている、「魏書」ではこうなっている、などという
いろんな説の説明があるので、親切である。
当たり前のことだが、学校の授業もそうだが
わかりやすい人に教えてもらうのと、
わかりにくい人に教えてもらうのとでは理解度が違う。
陳さんのこの本はまさに「わかりやすい授業」という感じがする。
まず、1巻、
後漢の末期、皇帝の力が失せて、「黄巾の乱」が起こり、
董卓が権力を握るところまで、であるが
2日で読んだ。
「三国演義」も「レッドクリフ」も劉備が「いいもん」で、
曹操を「わるもん」に描いているが
陳さんは「曹操」という著作があるのを見ても
曹操に肩入れして書いている部分がある。
「正史」も曹操が正統だといっているそうである。
人物が「いいもん」であるか「わるもん」であるかは作者の匙加減で左右される。
いろんな人の見方を見てみたい。
宮城谷さんにたどり着くまで、
また、「レッドクリフPARTⅡ」まで、周辺を読みあさってみよう。
「三国志オンチの女子にも安心の親切設計」というのがあった。
そしたら、それに対し、
「私は何回も吉川三国志を読み返しています。
男の子も十分に三国志オンチです。
女子、という言葉を削除してください
(歴史=女性が苦手という既存の感性は捨てるべきです)」
という書き込みがあり、
いやはや、なかなか面白いな、と思いながら読んだ。
実際、歴史に対して疎いのは男子も女子も同じような気がする。
歴史小説、時代小説を読む人数は
どちらかというと、以前は男性の方が多かったかもしれないが、
今は拮抗しているようにも思う。
私は、自分の読書量の半分以上は歴史、時代小説である。
ひところ中国物も読んでいたが、春秋戦国が主で、
「三国志」はチョー有名な人物の名前ぐらいしかわからない。
だけど、「レッドクリフ」を機に、読んでみようか?という気になった。
以前、陳舜臣の「秘本三国志」(全6巻)は読んでいるのだが覚えてない。
手元にあるのはこれだからまず、これを読み返すことにした。
映画が良かったか悪かったかは別として、
その周辺の本を読んでみたい、と思わせる役割をしているのは確かだろうと思う。
映画を機に、小説や劇画(横山光輝、だったか?)は売れると思う。
有名なところで
正史「三国志」と「三国演義」の両方がある。
「三国演義」の方は講談によって継承されたもので、かなり脚色されていると言う。
そして、日本人作家による「三国志周辺物」もあまたある。
最近、「正史を書きたい」といって「三国志」を完成させた宮城谷昌光のものを
いつかは読んでみようと思っているが
詳しすぎて、難しすぎて、
その前にもう少しわかりやすいものを読んでおいた方がいいのではないか、と思う。
その「わかりやすいもの」では
陳さんの「秘本三国志」が筆頭に上げられる。
実にわかりやすい。読みやすい。
そして、文中に「作者いわく、・・・・・」という
正史ではこうなっている、「魏書」ではこうなっている、などという
いろんな説の説明があるので、親切である。
当たり前のことだが、学校の授業もそうだが
わかりやすい人に教えてもらうのと、
わかりにくい人に教えてもらうのとでは理解度が違う。
陳さんのこの本はまさに「わかりやすい授業」という感じがする。
まず、1巻、
後漢の末期、皇帝の力が失せて、「黄巾の乱」が起こり、
董卓が権力を握るところまで、であるが
2日で読んだ。
「三国演義」も「レッドクリフ」も劉備が「いいもん」で、
曹操を「わるもん」に描いているが
陳さんは「曹操」という著作があるのを見ても
曹操に肩入れして書いている部分がある。
「正史」も曹操が正統だといっているそうである。
人物が「いいもん」であるか「わるもん」であるかは作者の匙加減で左右される。
いろんな人の見方を見てみたい。
宮城谷さんにたどり着くまで、
また、「レッドクリフPARTⅡ」まで、周辺を読みあさってみよう。
by nyanko715f | 2008-11-18 23:18 | 本はともだち | Trackback(1) | Comments(0)
タイトル : 陰謀史観?の三国志:秘本三国志
秘本三国志〈上〉作者: 陳 舜臣出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2004/02メディア: 単行本 秘本三国志〈下〉作者: 陳 舜臣出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2004/02メディア: 単行本 「レッドクリフ」で脚光を浴びた三国志。 本書は日本人の多くが「三国志」と聞いてイメージする「三国志演義」ベースの作品である、吉川英治の「三国志」や横山光輝の漫画版「三国志」等とは異なり、正史「三国志」をベースに陳舜臣の味付けで小説化されている。 ...more
秘本三国志〈上〉作者: 陳 舜臣出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2004/02メディア: 単行本 秘本三国志〈下〉作者: 陳 舜臣出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2004/02メディア: 単行本 「レッドクリフ」で脚光を浴びた三国志。 本書は日本人の多くが「三国志」と聞いてイメージする「三国志演義」ベースの作品である、吉川英治の「三国志」や横山光輝の漫画版「三国志」等とは異なり、正史「三国志」をベースに陳舜臣の味付けで小説化されている。 ...more










