ごあいさつ

<ごあいさつ>

当ブログをごらん頂き、誠にありがとうございます。
関西の片田舎でプラスチック加工の、いつつぶれてもおかしくない小さい町工場をやっています。
人生も終楽章に入り、それでもまだまだ知らないこと、わからないことだらけで、
毎日何かを発見し、楽しんでおります。
なにか、お目に留まるものがありましたら、幸いです。

# by nyanko715f | 2025-01-01 00:00 | Comments(7)

獅子窟寺~くろんど園地

先日14日、お天気も良さそうなので「交野山(こうのさん)」に行くことにした。
持っている本によると、JR河内磐船からJR津田駅をぐる~~とまわる行程。2時間半と書いてある。

河内磐船の駅には11時ごろ着いた。

以前、この周辺に「獅子窟寺」というお寺を探してきてみたのだが
車では場所を探せなくて断念した。
歩きならいけるだろう、まだ午前中だし寄ってみよう、ということで
お寺を目指した。
寺の来歴
獅子窟寺~くろんど園地_f0149240_15333931.jpg

駅近くの「天田神社」というところから、私市方面ではないほうに道をとると
獅子窟寺へ向かう道に入る(わからなくて、土地の人にきいてやっとわかった)
行こう、とはいったものの、少し行ったところで
このお寺への道が「激坂」であることに気が付いたが、もう引き返せない。
獅子窟寺~くろんど園地_f0149240_15343372.jpg
    ( こ~~んな感じの坂がずっと続きます)
息も絶え絶え上っていると、やがて旗を持った女性がきて
「まもなく、10人ほどがどっときますよ」という。
聞くと、その日は

獅子窟寺!激坂早駆け!開運ダッシュ!

という催しがあり、10人ずつのグループで、次々と我々を追い抜いて駆け上がっていく。
ちょっと年配の人もいなくないわけではないが、若い人でもこれは心臓破りどころではない坂だ。
全長は700メートルほどだが、ほとんどきついのぼりだ。

たくさんの選手の人たちに追い越されながら、やっと上にたどり着いた。
大阪府には数少ない国宝の「薬師如来像」があるということで、
しかも、その日、予約なしで御開帳しているというので見せてもらった。

さて、寄り道したものの、ここから交野山にいくには
まず「くろんど園地」に行かなくてはならない。
お寺からいったん下って、私市方面に戻ろうとしたが、
お寺からくろんど園地に抜ける道があるというのでそっちへ行くことにした。

さっきの「激坂」ほどではないが、ここも上り下りが何回もあり、
2時間ぐらい歩いて「管理棟」というところに出た。
持っている本のマップと全然違うので場所もわからず、
しかし、ここの管理人さんが丁寧に教えてくれた。
その管理棟から交野山までは2時間半ぐらいという。
私の持っている本のコースでは、現在通れない道があって迂回しなければならない。

案内の本は持っているに越したことはないのだがある日突然、道がなくなっていたりする。
やはり、最新のものを持っておかなければならない。


さて、管理棟から2時間半、となると、上に着くころには暗くなる。
それは危険なので、登山はあきらめ、
園地をぐるっとまわって帰ることにした。
これは緩やかな下りになっているというので安心だ。

という、油断があったのか・・・・・
その途中で、足が「くにゅっ!」とねじれて、こけてしまった。
あのけっこうきつい上り下りはどうにか行けたのに、なんという不覚!
でもそういうものだ・・・・・
そこから駅までは1時間ぐらいの行程だったが、足が徐々に痛くなり
すごく時間がかかり、駅に着いた頃には暗くなった。
それでも電車に乗り、幸い座れて、約1時間、家のある駅に着いた。
下りようと思うと、歩けない・・・・・
娘に頼んで、駅まで迎えに来てもらったが、
車に乗るのも下りるのさえ、介助が要り、もうなんともなさけない状態だ。

それから1週間、足は8割方、回復したが、まだ家の周りしか歩けない。
医者には「骨折ではない」と言われたが、長く痛みが続くようなら骨折の疑いもある
と周りに脅されていたりする。
自分では骨折などあろうはずがない、と思っているが年齢には勝てない。

教訓。
きつい上り下りより、楽勝と思える歩きのほうを警戒する。
特に夕方ごろ、疲れてきたときにはなおいっそう、慎重に歩く!

夫は足首まである靴のほうがいいというが、それはいいかどうか・・・・
こんど山歩きの時は試してみよう。

ということで、交野周辺はひじょうにいい、ハイキングコースであることはわかったので
こんどは「最新の地図」を頼りに行ってみよう!

獅子窟寺~くろんど園地_f0149240_08092893.jpg


# by nyanko715f | 2024-01-23 08:18 | にゃんこの旅日記 | Comments(0)

それでも挑戦する?

故野村監督が、かつて
「不思議な勝ちはあるが、負けには必ず原因がある」
という意味のことを言っていた。
ピアノも全く同じで「へんな音楽」には必ず原因がある。

去年からツェルニー30番を見てもらっているが
ことごとく惨敗している。まったく合格してない。
昔やったときには滞りなくどんどん進んだように思う。
こどものころはたいていそれらしく弾ければ合格させてくれた。
こんなに難関が詰まっているとは思わなかった。

何が悪いか、と一言でいえば「気持ちよく聞こえない」
もう少し言えば、つながりが悪い、リズムが悪い、切れが悪い。などなど。
で、そこの根本的原因が「手の形」であることに
60年もかかってようやく気が付いた。
手の形が美しくない。
正しいフォームでなければいい音は出ない。
なんで、音楽がどれもこれもごつごつしてるのか、ようやくわかった次第だ。

いまさら手の形を修正できるか?
でも、こんな、聞いて心地よくない音楽を続けていくのはいやだ。
少しでも先生の音に近づけるようにしたい。
だから挑戦してみる。

毎日、「猫が空を飛ぶ練習をしている」のと同じように思える。
屋根から屋根へ飛び移れる猫の中には、本気で、空を飛べる
と思っている猫もいると思う。

ツェルニー30番は永久に合格しそうにない。
それでも挑戦、する?

# by nyanko715f | 2024-01-06 18:18 | ピアノ練習日誌 | Comments(0)

「迷宮」(清水義範)

本を通じての友達が
「私、『迷宮』を3回読んでみたのですが、何回読んでもわかりません。ご存知でしたら答えを教えていただけますか?」と言ってきた。
この人と私は読書傾向も違うのだが、偶然にも!その本はすぐ目に着く所に置いてあった。
整理の悪い私にしてはすごく珍しい。
以前読んだのだろうが、すっかり忘れているし、印象のかけらもない。
で、もう一度読んでみた。
記憶喪失の患者に、療法士、と称する人が、治療という名目でいろいろな文章を読ませる。
ある犯罪(それもかなり猟奇的事件)の概要、週刊誌の取材記事、供述調書など。

それにより、加害者、被害者の人となりや犯罪の背景などがだんだんわかってくるのだが
じゃあ、いったい、この患者、また療法士はだれなのか?
普通に考えると、患者が加害者本人。療法士はこの事件を取材しようとしていた作家。
となるが、いや、清水義範ならそんなだれもがすぐわかるようなオチではないだろう・・・・
さいごにはあっといわせるようなカラクリがあるに違いない・・・・
しかし、これ全部が「つくりごとでした!」なんてオチは以前にもあったし、
そんなつまらんはなしでなないよね?とか思いつつ、最後まで行った。

解説には「叙述型ミステリーとしては極めて新鮮で、ミステリー史にも前例がないほど画期的な作品=といっても決して過言ではない」とあるが・・・・・
その賞賛、なんか・・・・くるしくない?
だって、ほとんどの人にはそれが「はぁ!なるほど!」とはならないもん!

結局「わからない!」が答え、というか、清水義範の意図したところ?

最初に表示した事件で、読者は「ああ痛ましい事件だ。被害者はかわいそう」
と単純に思う。
それが、取材していくうち
被害者の人物像で、被害者にも非があったかも。とか
加害者には犯罪に向かう同情すべき家庭環境があったのだ。とか思う。
いや、それは、週刊誌が「あおっているだけで」真実はどうかな?
と迷う。
しかも、それと同時にこの患者と療法士、いったいだれ?と考える。

事実(過去のこの事件)はどうなのか?
これ(現在の患者や療法士の正体や心境)はどうか?
読者は真相やバラバラな時間配列など迷うことだらけ。
それが清水義範が目指したこと?

とすると・・・この「迷宮」という題名も成功してるかも知れないけど
たいていの人は迷ったことに満足してないかも?
読後に「やられた~~!」という楽しみよりも消化不良の部分の方が多いかも。
私もそう。ともだちも、たぶん、そう。
だから・・・・書評もだいたい3.2ぐらいになってる。

著者は「わかるひとにだけわかってもらえればいい」と思ってるだろうね。
だいたい、ユーモアというか、笑いどころは人によって違う。
私も、この人の作品ですごく面白いと思うものがある。
「蕎麦ときしめん」とか「青春小説」とか日本文学全集など。
「ザ・対決」でシェークスピアと近松門左衛門が互いの作品を
取り換えて改作する、というの。すごく面白いと思う。
でも、これも面白いと思う人しか面白くない。たぶん。
昭和的ユーモア?今の時代にも通じるかどうか・・・?

「ザ・対決」もう少し、紹介しておこう。
1、ソクラテスVS釈迦
2、ロビンソン・クルーソーVSガリヴァー
3、ラーメンVSカレーライス
4、楊貴妃VSクレオパトラ
5、大岡越前VS遠山金四郎
などなど(順不同)(ぜんぶで10番あります。)
知識もいるし、ユーモアもいるし、まさに、昔の名物先生、みたい。
清水義範も今の時代にいれば、きっと「東進」の先生たちみたいに
TVにでまくって、もてはやされたのかなあ?と思う。
まさに「日本語」を駆使した小説の技法は傑出している
わかる人にだけわかる昭和のユーモア。
私も、分からないところはおいといて、
わかるところだけずっと読み続ける。


# by nyanko715f | 2023-03-19 12:04 | 本はともだち | Comments(0)
荒山(こうぜん)公園の梅_f0149240_22103053.jpg
堺市、荒山(こうぜん)公園の梅
5分咲きぐらいかなあ・・・
3月中旬までいけそう。

きょうの総歩行数、27879歩

# by nyanko715f | 2023-02-23 22:14 | Comments(0)

ピアノ練習日誌を中心に、雑多な話題を繰り広げます


by nyanko715f